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塗装・防水

うちの屋根はどれ?陸屋根・金属屋根・スレート・瓦、屋根の種類と手入れのちがい

屋根
平らな屋根・波形の金属屋根・板を重ねた屋根・瓦屋根の4つの形を並べ、平らな屋根の上に青い四角を1つ塗ったイラスト

屋根の手入れは、屋根の種類によって大きく違います。平らなコンクリートの屋根は防水が、金属の屋根はさび止めの塗装が、瓦の屋根は割れやずれの点検が、それぞれ大切になります。まずは、自分の家の屋根がどの種類かを知っておくと、点検の仕方や、工事の相談のときの話が分かりやすくなります。

この記事では、沖縄でよく見られる屋根の種類と見分け方、種類ごとの点検と手入れの目安を、沖縄県の手引書や業界団体・塗料メーカーの資料をもとに紹介します。

沖縄の家はコンクリート造が多く、平らな屋根がよく見られる

沖縄県の令和5年住宅・土地統計調査の結果では、人が住んでいる住宅のうち、鉄骨・鉄筋コンクリート造の割合は93.8%です。全国では36.6%なので、沖縄はコンクリートの家がとても多い地域です。

コンクリートの家では、屋根が平らな「陸屋根(ろくやね・りくやね)」がよく見られます。日本防水材料協会の防水用語事典では、陸屋根は、屋根の面が水平か、それに近い状態の屋根とされています。

一方で、沖縄県の資料では、コンクリートの傾きのある屋根の上に瓦をのせた住宅も多く見られると説明しています。金属の板でふいた屋根の建物もあります。TRUSSの屋根の施工事例にも、トタン屋根の塗り替えがあります。

屋根の種類の見分け方

外から見たときの形で、おおよその種類が分かります。

4つの屋根の種類を上から並べた図。陸屋根は平ら、金属屋根は金属の板、スレートはうすい板を重ねる、瓦は瓦を並べてのせる
屋根の種類の見分け方

陸屋根(平らな屋根)

屋根が平らで、屋上として使えることもある屋根です。コンクリートの屋根の上に、雨を防ぐ防水層をつくっています。沖縄県の手引書では、防水層が表に出ているもの(アスファルト・シート・ウレタン塗膜などの防水)と、防水層の上をコンクリートなどで押さえて保護しているものを分けて、点検の目安を示しています。屋上に砂利を敷くのも、防水層を押さえる方法の一つです。沖縄県の資料では、平らな屋根の暑さ対策として、屋上の遮熱ブロック・屋上緑化・遮熱塗料・砂利敷きなどが紹介されています。

金属屋根

金属の板でふいた屋根です。波の形をしたトタンの屋根や、板を山の形に折り曲げた屋根などがあります。倉庫や工場、ガレージの折板(せっぱん)屋根は「倉庫・工場・ガレージの折板屋根」で紹介しています。

スレート

うすい板状の屋根材を、少しずつずらして重ねた屋根です。沖縄県の手引書では「化粧スレート板」として、瓦などと同じ屋根の仕上げ材に入っています。

瓦

瓦を並べてのせた屋根です。素焼きの赤瓦のほか、セメントやコンクリートでつくった洋風の瓦もあります。沖縄県の資料では、平瓦と丸瓦を交互に重ねる本瓦葺きは、瓦のすき間に空気の層があるため、遮熱の効果が高まると紹介されています。強い風で瓦が飛ばないよう、取り付けに工夫が必要だとも書かれています。

種類ごとの点検と手入れの目安

沖縄県の手引書には、住まいの点検項目と、補修の目安の表があります。屋根については、次のように書かれています。

  • 陸屋根(防水層が表に出ているもの):トップコートの傷み、防水層の割れ・ふくらみ・亀裂、水たまりを、台風が過ぎたあとに目で見て確かめます。歩くときは、防水層を傷つけないよう、やわらかい靴底の靴をはきます。5〜7年ごとにトップコート(防水層を守る表面の塗料)を塗り替え、12〜15年くらいで防水層の補修を検討する、とされています
  • 陸屋根(防水層の上をコンクリートなどで押さえたもの):表面のひび割れ・破損・水たまりを、台風のあとに確かめます。20〜30年くらいで、防水層と保護の層の全面補修を検討します
  • 瓦・スレートなど:瓦などの割れ・落ち・めくれ・がたつきを、台風のあとに確かめます。屋根の傾きや材料によっては、専門家に点検してもらうのが望ましいとされています。20〜25年くらいで葺き替えを検討します
  • 排水口(ドレン):落ち葉や砂、ごみの詰まりを、台風が過ぎたあとや強い風の翌日に確かめます

手引書は、陸屋根の防水で足場を組む必要があるときや、瓦などの葺き替えのときは、外壁の補修と同じ時期に行うことも検討するよう勧めています。

手引書の第2章では、屋根瓦は台風の被害が出やすい部分で、割れた瓦が強い風で飛ぶと、ガラスなどに当たる危険なものになると説明しています。

金属屋根は、この表にはありません。金属の屋根で気をつけたいのは、さびです。沖縄総合事務局と沖縄県の橋の資料では、沖縄は台風が多く、海の塩の粒が多く飛んでくるため、鉄が腐食しやすい地域だと説明されています。さびや継ぎ目の傷みから、雨漏りにつながることもあります。

また、日本ペイントは、屋根は外壁より日差しや雨を直接受けるため、屋根の塗膜の期待耐用年数は外壁の2分の1から3分の2ほどとしています。

塗装が合う屋根と、ほかの工事が合う屋根

屋根の種類ごとの主な手入れを並べた図。陸屋根は防水、金属屋根はさびを落として塗装、スレートは塗装と葺き替えの検討、瓦は点検と葺き替えの検討
屋根の種類ごとの主な手入れ

陸屋根は、塗装ではなく防水の工事で守ります。表面のトップコートの塗り替えや、新しい防水層をつくる工事です。沖縄県の資料では、屋上の防水層の表面に遮熱の塗装をする方法も紹介されていますが、沖縄では紫外線や台風にさらされるため、こまめな手入れや塗り直しが必要とされています。ウレタン防水の工事の流れは「ウレタン防水の工事はどう進む?」、屋上のふちの点検は「屋上のふち(パラペット)と笠木の点検」で紹介しています。

金属屋根とスレートは、塗装で守る屋根です。金属屋根は、さびや古い塗膜を落とし(ケレン)、さび止めの下塗りをしてから上塗りをします。工程は「屋根塗装の工程」で紹介しています。スレートも、傷みが進んだときは、手引書の目安のように葺き替えを検討します。塗料は、屋根用につくられたものかどうかも確かめましょう(よくある質問)。

瓦は、割れやずれの点検と、傷みが進んだときの葺き替えが中心です。ただし、セメントでつくった洋風の瓦(モニエル瓦など)は、塗り替えることがあります。日本ペイントは、表面にもろい層が残っていて塗料がはがれやすいため、専用の塗料での塗り替えをすすめています。

※ 使う塗料や工事の方法は、屋根の材質と傷みの状態で変わります。屋根の上は危ないので、ご自分で上らず、点検は専門の業者に頼んでください。

屋根の状態を確かめる・相談する

屋根の種類が分かったら、台風のあとに、地上や窓から見える範囲で変わったところがないかを見ておきましょう。当てはまる症状を選ぶ劣化セルフ診断や、写真を送るだけで担当者が状態をお返しする写真で無料診断も使えます。

TRUSSでは、現地調査のときに、屋根の上やドローンで状態を確かめ、写真でお見せします。赤瓦や洋風コンクリート瓦の屋根の補修・葺き替え・塗装もお受けしています。屋根塗装の内容は屋根塗装、屋上の防水は防水工事のページで紹介しています。ご相談・現地調査・お見積りは無料です。お問い合わせからどうぞ。

よくある質問

屋根は日差しや雨を直接受けるため、外壁より早く傷みやすい場所です。10年前後を目安に点検し、色あせやコケ、ひび割れがあれば塗り替えを考えましょう。

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